第2子を妊娠して1年後に育休をとったのですが、その時期にチーム編成に大きな変化がありました。育休前はマネージャーポジションに就いていたのですが、復職後は部下のいないポジションかつ、メイン事業ではなく新規事業にアサインされるなど、自分の希望と会社間で折り合いがつかず…。そんなこともあり、前職では自分の目指すキャリアが描きにくくなったことをきっかけに転職活動を考え始めました。
実は子どもが生まれる前から、外資に強い転職エージェントとのお付き合いは長く、今回も利用を検討していました。しかし、外資内資に関わらず、子育てしやすいと謳う会社であっても、入社してみないと実態はわからないので、今回は「子育てとキャリアを両立できる」という視点で転職活動をしてみることにしました。
withworkは検索して見つけて、ワーキングペアレンツ向け転職エージェントってどんな感じかな?という気持ちで登録しました。登録してみて感じたのは、外資系転職エージェントが持っている求人と違って、多様性を受け入れる前提で人材を探していらっしゃる企業が多いということ。
今回の転職は2人目の育休明け直後だったので、それだけでもマイナスに捉えてしまう企業が多いのでは?と心配していました。他エージェントの紹介ではそういった傾向の企業もありましたが、withworkではその不安がなかったので信頼できました。
それに、withwork経由の選考だと、自分の身の上話や家庭の事情を改めて説明する必要がないんですよね。普通の面接だと、キャリアやビジネスの話を一通りしたあとに、「実は子どもがいまして…」みたいなお伺いを立てなければならない。それが、withworkだと前提として伝わっている。余計な労力が不要なんですよね。
毎日ではなく突発的なお休みや早退などの時だけですが、メールで全社員に今日の予定の変更をお知らせする文化があって一日20通くらい届くんです。いっぱい流れてくる中に「子どもが〜」もあれば、「飼い猫の具合が悪い」とか「ラーメン屋の行列が長かった」「事情があって区役所に〜」「体調が悪い」とか、いろんな事象が混ざり合っている。
ワーキングペアレンツの色々なトラブルも日常、飼い猫の話もラーメン屋も同じ日常で、自然に受け容れられる雰囲気をこのメールが作ってくれていると思います。体調に関しても個人の事情があって当たり前で、例えば「家の柱に頭をぶつけてたんこぶができています。出社したときにびっくりするかもしれません」とか、赤裸々で、そこに悲壮感がないんですよね。
このメールのルールは嘘を書いてはいけなくって、寝坊したら寝坊したと書く。嘘で具合が悪いと書かれると普通に心配するから。これは年齢が若いメンバーも見ているから、何があっても素直に言っていいんだとお互いに楽です。
withworkを利用してやはりワーキングペアレンツに対して理解のある企業をご紹介いただけるのは、入社後にカルチャー面でギャップを感じにくく、大変ありがたかったです。
面接でイヤな思いをすることがあっても、必ずマッチングする会社があります。なので、ご自身の頭より”心”を信じて決断してくださいね。